デザインは医師にとっても
大事な価値観で、
効率的にものを伝える力や
スライド作りの要領など
日常的に仕事に役に立つにもかかわらず
どのように勉強したらいいのかよくわかりません
今回は
デザインについて体系的に学べる
“デザイン入門教室”
という書籍のご紹介です
スライドのわかりやすさは内容だけではない
学会活動などのプレゼンテーションで
パワーポイントのスライドを作成する機会は
医師なら誰にでもあると思います
デザイン性に優れて
わかりやすいスライドを作成できれば
聴衆に正確に伝わり、
発表後の評判も良いことでしょう
逆に情報が整理されていなかったり
見た目が不揃いであったり
内容以外に気になることがあると
正確に伝わらずに
努力の甲斐が報われないこともあります
私がスライド作りで
初めて参考にした書籍は
こちらでした
スライドを作る直前で
とにかく真似をするだけでいい
直感的なハウツー本としては
非常におすすめです
しかしこちらの作者は
整形外科の先生で
デザインの専門家ではないので
デザインの基本といった
理論を体系的に
教えてくれるものではありません
少し時間に余裕があれば
デザインの基礎について
ちゃんと勉強した方が
汎用性が高いと思います
センスは自分には言語化できない
とはいえデザインと言えば
センスが大事だと思われがちです
それなりに場数をこなして
経験的に学んでいったり、
その人が積み上げて行った
感性に依存していたり、
うまく人に伝えるのは
難しい分野だと思います
そう思える1番の原因は
デザインについて
私たちが学校などの教育で
言語化されたことがないからだと思います
だからと言って
全く言語化できないはずはなく、
デザインを生業としている人たちは
言語化された理論に従うことにより
安定した作品を生み出しているに違いありません
餅は餅屋なので
デザインの専門家が出版した
書籍から学ぶのが一番だろうと考え
書店に並んだ本の中から
一番体系的でわかりやすく、
デザイン的にも気に入った一冊を
今回ご紹介させていただきます
デザイン入門教室を読んで
こちらの書籍の著者は
東洋美術大学を卒業され、
広告ビジュアルやレイアウトなど
デザインに関わるお仕事に
幅広く活躍されている
坂本伸二さんです
Amazonのレビューでも
⭐︎4.5と
大変好評な書籍です
デザインの良し悪しは
やはりビジュアルで決まるので
下の例のように
わかりやすい比較があるので
スムーズに理解が進みます
目次の紹介
この書籍の目次は
以下のようになっています
Chapter1. デザインを始める前に
はじめに知っておくべき重要ポイント
Chapter2. レイアウトの基本ルール
紙面イメージを決定する配置切開の基礎知識
Chapter3. 写真と画像
目的別で学ぶ、写真の選び方と使い方
Chapter4.配色の基本
色には人の心を動かす力がある
Chapter5. 文字と書体
読みやすく、人を惹きつける文字の使い方
Chapter6. 文章のデザイン
読みやすい文章制作の基礎知識
Chapter7. インフォグラフィック
情報の図式化と、グラフ・表の作り方
Chapter8. 実践演習
頭の中のイメージを具体化するデザイン実技
導入→各論→実践の流れで
知識の整理がしやすいように
デザインされた本です
特に気に入ったページ
私が特に気に入ったページは
配色のデザインを考えるページです
色の要素は
色相、彩度、明度の3つに分けられ
表現したいものの強弱と
色同士の組み合わせについて
とても勉強になりました
ネット検索よりも書籍がおすすめな理由
この書籍の内容は
インターネットで検索することで
学習できるものも多くあります
しかし、
自分の価値観で集めた情報は
体型的ではないため
一つ一つ勉強したことの
つながりが理解しにくいと思います
初学者の勉強の方法としては
やはり目次のように勉強するものが
ちゃんと順番に並べられていて、
プロが整理してくれたプロセスで
勉強する方が効果的だと思います
まとめ
デザインを体型的に学ぶ書籍として
“デザイン入門教室”
をご紹介しました
挿絵が多く、
理解がしやすいので
あっという間に読み終わる内容です
とりあえず基本をまず勉強したい
そんな初学者には絶対おすすめなので
ぜひ手に取ってみてください
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