外科系の学会発表では
必ずと言っていいほど手術動画を目にします
自分が発表する場合はもちろん
その手術動画を作成することになるのですが
必ずここで壁にぶつかります
学生時代に動画作成を経験している方であれば
ある程度は想像できると思いますが
時折その想像すらも超える難題がかかってくることがあります
外科の動画作成がやっかいなわけ
- 手に入れた動画のファイル形式が病院によって違う
- 動画のサイズがとてつもなく大きい
- 動画編集ソフトは何を使ったらいいのかわからない
- 最終的にどのファイル形式で書き出したらいいのかわからない
動画作成の経験がある方でも
特に2.に関しては苦戦することが予想されます
動画のファイル形式
私たちが通常パソコンやスマートフォンで
閲覧するファイル形式は
.mp4
.mov
であることが多いと思います
ところが病院から受け取ったファイルは
聞いたこともない拡張子で
自分のパソコンでは開けないことすらあります
まずはこのファイルを扱いやすい形式に変換しましょう
編集ソフトによってはこのまま使用できる場合もありますが
以上に動作が遅くなることがあります
※私の場合はiMovieで上記のような不具合をよく経験します
“video converter“で検索すれば
フリーソフトも含めいろいろなツールを利用できますので
まずmp4形式に変換しましょう
私の場合は1000円強の有料ソフトではありますが
“Total Video Converter Pro“を使用しています
ファイルが大きい
4K対応で
しかも手術時間は10時間
こんな手術動画を扱うとなると
映画レベルを凌駕するファイルサイズです
最終的には数分の動画にまとめるのですが
編集ソフトに取り込む段階では
手術動画をそのまま放り込むことになります
どんなに優秀なソフトで
そこそこいいパソコンを使っていても
ストレスを感じないはずがないくらい
動きが固くなります
この解決策としては
・動画ファイルを圧縮する
・性能の良いパソコンを使用する
などがあります
◯使用するパソコンについて◯ 専門家ほど詳しくありませんが、 少なくともメモリは16GB以上、ストレージは500GB以上 であることをお勧めします。 ストレージが大きい方がいいのはUSBやHDDなどと接続した状態で動画を操作すると データが行き来する分さらに動きは遅くなるため、 ファイルは最初の段階でパソコンにダウンロードすることをお勧めします。
動画編集ソフト
これはそれほど問題にならないことが多いです
実はトリミングして動画を短くする
という単純な作業しかしないので
正直なんでも良いです
私の場合はMacを愛用しているので
iMovieを使用しています
動きは割と固くなりやすいので、
動画を取り込む前に上で説明したような
形式の変換と圧縮を
済ませておくことがコツです
書き出し
最後に書き出しの形式ですが
.mp4にしておいて間違いはないと思います
パワーポイントやKeynoteに貼り付けられますし
さらに編集する際にも問題になりません
まとめ
ただでさえ日常の業務で忙しいのに
動画編集でつまずくと非常にストレスです
少しでもこの記事が助けになれば幸いです
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