外科系の学会発表では
必ずと言っていいほど手術動画を目にします
自分が発表する場合はもちろん
その手術動画を作成することになるのですが
必ずここで壁にぶつかります
学生時代に動画作成を経験している方であれば
ある程度は想像できると思いますが
時折その想像すらも超える難題がかかってくることがあります
外科の動画作成がやっかいなわけ
- 手に入れた動画のファイル形式が病院によって違う
- 動画のサイズがとてつもなく大きい
- 動画編集ソフトは何を使ったらいいのかわからない
- 最終的にどのファイル形式で書き出したらいいのかわからない
動画作成の経験がある方でも
特に2.に関しては苦戦することが予想されます
動画のファイル形式
私たちが通常パソコンやスマートフォンで
閲覧するファイル形式は
.mp4
.mov
であることが多いと思います
ところが病院から受け取ったファイルは
聞いたこともない拡張子で
自分のパソコンでは開けないことすらあります
まずはこのファイルを扱いやすい形式に変換しましょう
編集ソフトによってはこのまま使用できる場合もありますが
以上に動作が遅くなることがあります
※私の場合はiMovieで上記のような不具合をよく経験します
“video converter“で検索すれば
フリーソフトも含めいろいろなツールを利用できますので
まずmp4形式に変換しましょう
私の場合は1000円強の有料ソフトではありますが
“Total Video Converter Pro“を使用しています
![](https://yoriste.com/wp-content/uploads/2021/11/total-video-converter-pro-dvd-300x300.png)
ファイルが大きい
4K対応で
しかも手術時間は10時間
こんな手術動画を扱うとなると
映画レベルを凌駕するファイルサイズです
最終的には数分の動画にまとめるのですが
編集ソフトに取り込む段階では
手術動画をそのまま放り込むことになります
どんなに優秀なソフトで
そこそこいいパソコンを使っていても
ストレスを感じないはずがないくらい
動きが固くなります
この解決策としては
・動画ファイルを圧縮する
・性能の良いパソコンを使用する
などがあります
◯使用するパソコンについて◯ 専門家ほど詳しくありませんが、 少なくともメモリは16GB以上、ストレージは500GB以上 であることをお勧めします。 ストレージが大きい方がいいのはUSBやHDDなどと接続した状態で動画を操作すると データが行き来する分さらに動きは遅くなるため、 ファイルは最初の段階でパソコンにダウンロードすることをお勧めします。
動画編集ソフト
これはそれほど問題にならないことが多いです
実はトリミングして動画を短くする
という単純な作業しかしないので
正直なんでも良いです
私の場合はMacを愛用しているので
iMovieを使用しています
![](https://yoriste.com/wp-content/uploads/2021/06/imovie-300x300.png)
動きは割と固くなりやすいので、
動画を取り込む前に上で説明したような
形式の変換と圧縮を
済ませておくことがコツです
![](https://yoriste.com/wp-content/uploads/2021/11/total-video-converter-pro-dvd-300x300.png)
書き出し
最後に書き出しの形式ですが
.mp4にしておいて間違いはないと思います
パワーポイントやKeynoteに貼り付けられますし
さらに編集する際にも問題になりません
まとめ
ただでさえ日常の業務で忙しいのに
動画編集でつまずくと非常にストレスです
少しでもこの記事が助けになれば幸いです
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